使ってきたコンプレッサー達(ツールズアイランド・アネスト岩田IS-800J)

私がコンプレッサーを4台買い替えてたどり着いた結論
コンプレッサの選び方1では簡単に「圧力」「風量」「動作音」について書きました。基本的なことなので、忘れたときなどに見返してもらえればいいと思います。
さて、選び方2ですが、コンプレッサを買い替えてきた経歴を紹介します。
コンプレッサは新品を購入したり、メルカリで中古を購入/売却しながら色々と試してきました。参考になればと思い記載します。
- ツールズアイランド製 コンプレッサ
- アネスト岩田 IS-800
- アネスト岩田 IS-925 + ミナトワークス エアタンク25L ←ここから先は次の記事で書きます
- エアテックス サイレント4 APC034
- 番外:ミナトワークス 静音オイルレス型 CP-61Si
1.ツールズアイランド製 コンプレッサー スターティングキット
「エアブラシ塗装って、なんだか機材を揃えるのが大変そう…」
「特にコンプレッサーは高価で、どれを選んだらいいか分からない!」
そんなふうに思っていませんか? かつての私もそうでした。タミヤやクレオス、アネスト岩田といったメーカーの製品は信頼できますが、いきなり数万円の出費は正直キツい…。
この記事では、数ある製品の中から私がなぜこの一台を選んだのか、そして実際に使ってみてどうだったのかを、忖度なしの正直な感想でレビューします。
私がコンプレッサーを探し始めたとき、まず目にしたのが「高圧力が良い」「エアタンク付きが安定する」という情報でした。その条件を満たし、なおかつ圧倒的な安さを誇っていたのが、今回紹介するToolsislandのコンプレッサーだったのです。「本当に使えるの?」「音はうるさくない?」そんなあなたの疑問に、しっかりお答えしていきます!
開封!まずはセット内容をチェック
箱を開けた瞬間の第一印象は「お、意外とコンパクト!」。でも、持ち上げてみるとズッシリとした重みがあり、安っぽさは感じません。黒いボディがなかなか精悍な印象です。
何よりうれしいのが全てがセットになっていること。コンプレッサー本体だけでなく、エアブラシ、ホース、ハンドピース置きまで、必要なものが全部入っています。これを買えば、塗料さえあれば本当に「すぐ」始められます。
レギュレーターも標準装備ですので、圧力調整も簡単です。
気になる「実力」を徹底検証!
■パワーと安定性
このコンプレッサーはエアタンク付きなので、タンク内の圧力が一定まで上がると自動で停止し、下がると再稼働する賢い仕様です。
実際にスイッチを入れると「ブォォォ…」という音と共に3Lのタンクに空気が溜まっていき、満タンになると「プスン」と静かに停止。この「いざという時にエア切れにならない」というタンクがある安心感は、タンクレスモデルにはない大きなメリットです。
そして実際に吹いてみると、エア圧は比較的安定しています。ただ、連続して吹き続けるとタンク内の圧力が徐々に下がり、それに伴って手元で感じるエア圧も少し弱まる感覚がありました。これは個体差かもしれませんが、繊細な作業をしたいときには少し気になるポイントでした。
とはいえ、最大0.4MPaの圧力はホビー用途として十分以上。少し粘度の高い塗料や、粒子が大きいメタリック塗料も問題なく吹くことができました。
■気になる『静音性』
さて、一番気になる騒音問題。公式サイトでは「47dB」とありますが、正直な感想を言うと「静か、というよりは、思ったより音はする」といったところ。
日中の作業なら全く問題ないレベルですが、壁の薄いアパートで深夜に使うのは、ご近所さんに気を使うかもしれません。床に伝わる振動を抑えるためにも、防振マットを敷くなどの対策は必須と言えるでしょう。
■『セットアップ』は初心者でも超カンタン!
機械が苦手な方でも安心してください。説明書を見ながら組み立てましたが、特に難しいことは何もありません。ホースを本体とエアブラシに繋いで、電源コードをコンセントに挿すだけ。10分もあれば、塗装準備は完了です。
付属のエアブラシも、入門用としては十分な性能を持ったダブルアクションタイプ。まずはこれで練習して、もし物足りなくなったら、自分の好きなハンドピースに買い替える、というステップアップがおすすめです。
メリット・デメリットまとめ
- 【メリット】
- 圧倒的なコストパフォーマンス: 何と言ってもこれ!1万円台半ばでタンク付きが手に入るのは本当に魅力的。浮いたお金で塗料やプラモデルがたくさん買えます!
- オールインワンの手軽さ: 届いたその日からエアブラシ塗装を始められる手軽さは、初心者にとって何よりの魅力です。
- 【デメリット】
- 騒音はゼロではない: 「静か」というレビューを鵜呑みにすると「あれ?」となるかも。過度な期待は禁物です。
- 定期的な水抜きは必須!: これは重要!タンクの水抜きをサボると、内部が錆びてエアに水やサビが混じります。
結論:どんな人に向いている?
- 【こんな人におすすめ!】
- とにかく初期投資を抑えてエアブラシ環境を整えたい!
- 趣味のプラモデルや小物塗装がメイン。
- 日中に作業スペースを確保できる。
- 「まずは一本、エアブラシ塗装を体験してみたい」という方。
- 【こういう人には向かないかも…】
- 家族から「少しの音でも気になる」と言われている。
- 深夜の作業がメインになる。
- プロレベルの究極の静音性と耐久性を求める。
6. まとめ:迷っているなら「買い」!最高の入門機です
この記事を読んで、「やっぱり、細かい点が気になるならやめようかな…」と思った方もいるかもしれません。
確かに、私も使い込んでいくうちに「もっと静かなモデルが欲しい」「再起動する際の、ほんの少しの圧力変化が気になる」と感じるようになりました。
しかし、それはこのコンプレッサーがダメだったのではなく、私の腕が上がって、その繊細な違いが分かるレベルにまで成長させてくれた証拠なのだと、今になって思います。
このコンプレッサーは、エアブラシ塗装の楽しさと、作品がみるみるカッコよくなる感動を、最高のコストパフォーマンスで教えてくれました。
これからエアブラシ塗装という、最高に楽しい趣味の世界へ一歩踏み出したいあなたへ。
最初の相棒として、これ以上の選択肢はないと自信を持っておすすめします!
【最後に:用語のプチ解説】
※脈動(みゃくどう)とは…
コンプレッサーから排出される空気の圧力が、一定にならず小刻みに変動する現象のことです。これはコンプレッサー内部のピストンが空気を押し出す構造上、発生する圧力の波です。脈動があると、エアブラシから噴出される塗料の量が不安定になり、塗装ムラや線の乱れといった問題を引き起こす原因となります。この問題を解決するのが「エアタンク」です。圧縮空気をエアタンクに一旦溜めることで、脈動が吸収され、均一で安定した圧力の空気をエアブラシに供給できます。
| 本体サイズ | L330×W140×H310mm |
|---|---|
| 電源 | 100V(50/60Hz) |
| 電源コード | 1.72m |
| 馬力 | 1/6 |
| エア吐出量 | 20~23L/min |
| 最高エア圧 | 4.0kgf/cm² |
| タンク容量 | 3リットル |
| 消費電力 | 122W |
| 重量 | 5.2kg |
| 付属品 | ホース(1/8"BSP 2.92m)、エアーレギュレータ/ウォーターセパレーター(圧力計付) |
2.アネスト岩田 IS-800
- コンプレッサー探しの旅:アネスト岩田 IS-800 との出会い
Toolsislandのコンプレッサーでエアブラシの楽しさに目覚めた私は、次なる一台を求めていました。やはり気になるのは、プロも愛用する一流メーカー「アネスト岩田」。そこで、比較的手に入れやすいモデル「IS-800」を入手し、早速使ってみることにしました。
スイッチを入れて、私がまず驚いたこと。それは…
「コンプレッサーが、一向に止まらない!」
それもそのはず。以前のToolsisland製は、タンクにエアが溜まると自動で停止する「エアタンク式」でした。しかし、このIS-800は、使用していない間の圧力を弁から逃がすことでモーターへの負荷を減らす「逃し弁(リリーフバルブ)方式」だったのです。
そのため、エアブラシを使っていない間も、コンプレッサーはずっと作動し続けます。
この「常に動き続けている」という点がどうにも私の性に合わず、残念ながらすぐに手放してしまいました。
この経験から、私は「性能やメーカーブランドだけでなく、作動方式(エアタンク式かどうか)が自分にとって非常に重要な選択基準なのだ」という、大きな学びを得ました。
ちなみに、この後にも中古で同社のオイルフリーコンプレッサー「WL100」という機種を試してみましたが、こちらも様々な理由から私の環境にはフィットせず、すぐに手放すことに。
こうして私のコンプレッサー探しの旅は、まだ少し続きます。。
アネスト岩田 IS-800J の主な仕様
| 項目 | アネスト岩田 IS-800 |
| 最高圧力 | 0.4 MPa |
| 吐出空気量 | 5.0 L/min (0.2MPa時) |
| タンク容量 | なし |
| 定格時間 | 40分 |
| 騒音値 | 約 55 dB |
| 質量 | 3.8 kg |
| 備考 | オイルフリー |
| 運転制御方式 | 圧力逃がし弁式 |


